2020年10月25日日曜日

食品選択の視点

 当店(フレーバーネットMC)は、自然食品・オーガニック食品、無添加食品の販売を主体としていますので、健康に気を遣っている方、食にこだわりのある方、食に携わっているプロの方などが主なお客様となっております。(農家の方、養蜂家の方、料理教室の先生、マクロビ講師の方、各種ソムリエの方なども)

そんなわけで、オリーブオイル専門店MCで取り扱うオリーブオイルも、フレーバーネットMCの方針にそって、有機認証の有る無しに関わらず、大部分が自然栽培、オーガニック栽培、バイオダイナミック農法などを実践しているオリーブを原料にした商品です。(一部、無農薬でなかったり、通常は有機農法で栽培するも、どうしても必要な場合に限り、極少量散布することが認められているリュット・レゾネ農法の商品もあります)

オリーブオイルは、オリーブの果実をそのまま搾るオイルですので、加工時に洗浄されるとはいえ、完全に農薬などの化学物質が混入することを防ぐのは難しいと思うのです。農薬が表皮内や果実にまで浸透している可能性もあります。(アロマを優先するため、バイオダイナミック栽培の安全安心なオリーブを用いて、あえて洗浄工程を行わない製品もあります。当店で取扱いがあります)

5年ほど前には、基準値超えの残留農薬が検出されたエキストラバージン・オリーブオイルが回収になった事例がありました。また、NPO の EWG(Environmental Working Group)が、果物と野菜の残留農薬の量を毎年調査し、その結果をウェブページで公表しています。

詳細はこちらを参照いただければと思うのですが(MARCH 25, 2020: https://www.ewg.org/foodnews/summary.php)、皮をむいて食べる野菜や果物においても、内部に農薬が残っているのだそうです。調査の前には、以下のような処理もされています。

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テストの前に、USDAは人々が家庭で行う傾向があるのと同じ方法で各果物または野菜を処理します。例えば、食べられない皮のあるものは皮をむき、食べられる皮のあるものは冷水ですすぎ、試験前に水気を切る。したがって、USDAのテスト結果は、消費者の曝露の可能性を示す良い指標です。(Google Chrome 翻訳のまま)

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そのため、可能であるならば、よりリスクの少ない、環境にも配慮して栽培された食品を食べて、そのような農業を実践してくださっている方々を応援することも、私たちの重要な役目であると思うのです。

もっとも、農薬の使用は、食品そのものの安全性というよりも、農業に携わっている方々の健康上の問題であるとの指摘もあり、過度な心配は不要との情報もあります。結局は私たちの選択の問題となりそうですが、選択するには、知る必要があります。

今回はオリーブオイルの話題から少しそれてしまいましたが、食と健康、環境についても、これからも大切に考えていきたいと思います。

「人間の身体は食べたものからできている。」お客様には、より安全・安心な、健康にも寄与するとされる食品のご提供を行ってまいります。